住まいの基礎知識&お役立ち講座

敷金・礼金サービスの罠

敷金・礼金不要の賃貸物件で注意したいこと!

敷金・礼金不要の賃貸物件で注意したいこと

最近は、敷金や礼金がなくとも入居できる賃貸の物件が
増えてきました。

しかし敷金・礼金0物件には思わぬ落とし穴が潜んでいることもあります。こういった注意点を覚えておくことも、良い物件を選ぶうえで重要なことです。

なぜ敷金・礼金が不要の物件なのかを知る

良い物件や、人気の物件は、敷金・礼金を0円にしなくても入居が決まってしまうのは当たり前です。

敷金や礼金が要らない物件には、実は理由があるのです。敷金・礼金0物件のメリット・デメリットを知っておきましょう。

1.事故物件や問題物件である

いわゆる、前の入居者が部屋の中でなくなっていたとか、火災があったというような物件です。こういった物件は、契約条件を下げて募集をしなければ、次の入居がなかなか決まらなので、契約金や賃料を下げて募集しているケースもあります。しかし、宅建業法で決められている[重要事項説明」では、このような事故物件は説明義務があるので、契約前に知る事はできます。

しかし、近所に変わった人が住んでいる、同じ建物内に迷惑人物がいると言った情報は説明義務はありません。こういった場合は注意が必要でしょう。

2.ハウスメーカーの借上げ物件である

ハウスメーカーは地主さんや資産家の方に「毎月、これだけの賃料を入居の有無にかかわらずお支払いします。ですから安心してアパートを建ててください」と言った、家賃保証を行って建築をしているケースがほとんどです。

この場合ハウスメーカーは、空室の家賃を保証しているので、1日も早く、空室を埋めなければ大損失になります。ですから、ハウスメーカーの借上げ物件は、敷金や礼金を0円にして、1日も早く空室を埋めるよう、努力をしているのです。

3.敷金・礼金の性質を知っておく

敷金とは、本来、家賃滞納や修繕費の未払い等があった場合に貸主が補填することができる保証金のようなものです。したがって、契約終了時には無利息で全額返金されるのが本来の正しい姿なのです。ですから「敷金をサービスします」と言って契約を促す営業マンもいますが、本来は借主にとっては何の得もありません。契約金が下がるだけで、金銭的なメリットは全くないのです。それに比べ、礼金は貸主に払う「お礼金」なので、帰ってくることないですし、できれば払いたくないお金…。敷金のサービスよりも、礼金のサービスを交渉しましょう。

敷金・礼金をサービスした場合、短期の解約違約金が発生したり、最初から敷金・礼金が0円の物件は、家賃にその分が上乗せされているケースがあります。そういった点も注意しながらお部屋探しをしましょう!中には、本当にお得な物件も多々ありますので、部屋を見つける前に、信頼できる不動産業者・担当の営業マンを見つけるのが良い部屋探しのコツです!

フリーレントってお得なの?

フリーレントって、そのそもどんなサービスなの??

最近、賃貸マンションやアパートで「フリーレント」と言われるサービスが多くなってきました。

入居後の一定期間の賃料が無料となるものですが、どうしてこのような物件があるのでしょうか。また借りるときの注意点はないのでしょうか。

フリーレントとは、どのような物件のこと?

フリーレントとは、入居後の1ヶ月から3ヶ月程度の家賃を無料とする契約形態です。

事務所や店舗の賃貸では以前から見られましたが、居住用物件では10年前頃から徐々に表れ始め、最近ではポピュラーな制度になってきました。

フリーレント物件が存在する理由

賃貸物件の空室を早く埋めようとするなら、毎月の賃料を下げるほうが効果的です。

しかし、賃料を下げて募集をすれば、既に入居している他の部屋の居住者から「私の部屋の賃料も下げてくれ」という要求が出て、オーナーの負担が大きくなります。オーナーにとって、空室が長期間続くと、賃貸料収入の損失が大きくなり、賃貸経営に影響が出てきます。そこで、最初の1ヶ月、2か月の賃料をサービスしてでも、空室を埋めてしまおう!ということで作られたサービスなのです。

フリーレント物件を借りるときの注意点は?

フリーレントを利用した際の一番のデメリットは、ズバリ「違約金」です。

「家賃は無料、解約も自由」というのでは賃貸経営が成り立ちません。そのため、フリーレント物件の契約の場合、一定期間内に解約すると違約金や、フリーレント期間相当分の賃料支払いなどを求める条項が盛り込まれています。契約の際には、その内容をしっかりと確認しておくことが大切です。フリーレント物件を借りた後で、急な事情によって契約期間内に退出することになれば、負担がかえって大きくなってしまう場合もあります。また、賃料を値下げしない代わりに当初の数ヶ月を無料にしているのですから、契約を更新して長期間住み続ければ、通常の物件よりも割高になってしまうというデメリットもあるでしょう。